WORKS実績紹介
長田消防署大橋出張所
昭和39年に建設された旧庁舎は、老朽化が進み災害の多様化に迅速に対応できないことなどから、市では初めて消防庁舎と消防団詰所を合築し、長田区南部の新たな防災拠点(複合庁舎)として新築移転した。
本敷地は、四方を道路に囲まれており、交通量の少ない西側と北側道路面に車両出入口を分散して設けることで、「出動の安全性確保」と「自由度の高い車両配置」ができるように計画した。
敷地が狭小であるため、4階建てで要求諸室を確保し、緊急出動にかかわるエリアを下階に配置することで、機動性の高いゾーニングとした。
外観は、消防の象徴色である「黒・白・赤」を基本に消防署らしさを表現した。また、西面は対面するマンションに対してルーバーを設置し、視線抑制と空調負荷の軽減を行うとともに、単調な壁面に変化を持たせることで個性と機能が融合したデザインとした。
建築主 | 神戸市建築住宅局 |
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所在地 | 神戸市長田区 |
延床面積 | 1,110.54㎡ |
階数 | 4階 |
構造 | 鉄骨造 |
業務内容 | 基本計画、実施設計 |