WORKS実績紹介
本山第一住宅8号棟
既設は、新耐震基準を満たして建てられた2棟と新耐震以前に建てられた2棟の計4棟からなる「ロの字形状」の団地である。そのため、耐震基準を満たしていない住棟を建替え、住民の安全性を確保するとともに、住棟配置・住戸を整理することで利便性と住環境の改善を目的とした建替えである。
建替棟は、高層化することで2棟分を1棟に集約し、最大限の住戸数を確保した。また、住棟配置は、既設棟と新設棟を「コの字形状」に配置変更することで、敷地全体に光と風・視線の通り抜ける明るく快適で安全な住環境に改善した。
建物の新たな顔となる玄関・ピロティまわりは、ウエルカムゲ-ト(落下防護庇を兼ねる)を設け、自然素材の仕上げを要所要所に施すことで、訪れる人を温かく迎え入れる空間に設えた。
建替棟の外観は、3つのボリュ-ムに分節し雁行させることで、周囲への圧迫感・威圧感を軽減させ、周辺環境に馴染むデザインとした。
建築主 | 神戸市住宅建設課 |
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所在地 | 神戸市東灘区 |
延床面積 | 6,824.28㎡(今回工事部分) |
階数 | 10階 |
構造 | 鉄筋コンクリ-ト造 |
業務内容 | 基本計画、実施設計 |